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考えさせられる

 投稿者:smym  投稿日:2008年 6月24日(火)06時32分15秒
  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
_/_/
_/_/       The Globe Now: 戦略なきマネー敗戦
_/_/
_/_/           ■ 目 次 ■
_/_/
_/_/      1.日本の反省
_/_/      2.第二の敗戦
_/_/      3.アメリカに貢ぐ
_/_/      4.飲兵衛と酒屋の不適切な関係
_/_/      5.飲兵衛と縁を切った仕出し屋・ドイツ
_/_/      6.本当に反省すべきは
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■1.日本の反省■

     とくにレーガノミックス以降のアメリカは、「供給力」を上
    回る国内需要を放置し、そのギャップを貿易赤字で埋めるとい
    う、まったく「規律」もしくは「節度」を欠くマクロ経済運営
    に終始していた。そしてアメリカは、みずからの経済運営を反
    省する代わりに、不当にも(ほんとうに、心からそう思う!)、
    批判の矛先を日本へ向けた。そのひとつが、日本への「内需拡
    大」要求であり、もうひとつが「市場開放」(のちに「規制緩
    和」)要求にほかならない。[1,p112]

 アメリカの対日批判に呼応して、内需拡大、市場開放の大合唱が
国内にも沸き上がり、その中で86年4月に有名な「前川レポート」
が出された。自分勝手な貿易黒字を反省し「内需拡大」「市場開
放」に努力して、黒字減らしを行おうという趣旨である。

 しかしそのレポートには、どれだけ内需拡大すれば、黒字が解消
するのか、具体的な数字がなかった。これを計算した飯田経夫氏は
次のような驚くべき結果を得た。

     同年(1985年)の貿易黒字は約500億ドルだったが、それ
    をゼロにするために必要な内需拡大幅は、何と金額で83兆円、
    成長率で32%という結果がでた。実質成長率はいまではたか
    だか3%(当時でも5%程度)どまりだから、それと32%との差
    は、言うまでもなく物価上昇率にほかならない。[1,p116]

 この無理な内需拡大をやりすぎて、バブルを招いてしまった、と
いうのが、飯田経夫氏の結論である。

■2.第二の敗戦■

 バブル経済とその崩壊こそは、戦後日本の最大のつまづきであっ
た。

     あるシンク・タンクの推定によれば、89年から92年にか
    けて、株式の時価総額420兆円、土地等の評価額380兆円
    が減少したという。この金融資産のロス、計800兆円は、国
    富の11.3%に相当し、第二次大戦での物的被害の対国富率、
    約14%にせまる数字である。[2,p6]

 読者の周囲にも、バブル期に高額のローンを組んで住宅を買った
が、その後、住宅価格が暴落して、巨大な借金ばかりが残った、と
いう人がいるであろう。その被害は空襲で自分の家を焼かれるのと、
経済的損失という面では、同じなのである。さらにバブルは、国民
の心理を荒廃させた。

     ところが、かつては標準的住宅の「目安」とされていた年収
    の六倍をはるかに超える地価の暴騰で、購入価格そのものが現
    実的範囲を越え、逆にその保有の有無が大きな資産格差に直結
    してしまった。持てる者はさらに借り入れ金によるアパート経
    営、マンション投資などに走り、社会の断絶はいっそう広がっ
    た。「取り残された」と感じた人々の不満は、バブル紳士の度
    外れた行動を目の当たりにして、深く沈潜し、広範に広がった
    [2,p112]

 バブルとその崩壊が、「第二の敗戦」と呼ばれるゆえんである。

■3.アメリカに貢ぐ■

 この第二の敗戦が、冒頭の飯田経夫氏の分析のように、アメリカ
の言い掛かりを丸飲みした結果であるとすれば、それはまさに「戦
略なき敗戦」ということになる。この点をより実証的に論じたのが、
前節に引用した吉川元忠氏である。

 吉川氏は、85年9月のプラザ合意(日米独の協調介入で、1ドル
240円台から140円台に下降させた、後述)後、日本の公定歩
合が常にアメリカより3%低い所に設定されてきた現象を「写真金
利」と呼んでいる。[3]

 この金利差によって、日本の生命保険会社などの機関投資家がア
メリカの国債を買い、アメリカの貿易赤字と財政赤字が埋められ、
ドルも買い支えられる、という構図である。

 この構図にしたがって、87年10月から、89年5月まで、2
年3ヶ月にわたって、日本は2.5%という超低金利政策をとった。
当時、GDP成長率は5%に達していた。国内経済を考えれば、金
利を上げて、景気の過熱を防ぐべき所だ。しかし超低金利は放置さ
れ、過剰な資金が株や土地に向かって、空前のバブルを引き起こし
たのである。[2,p82, 3]

 前川レポートやアメリカの主張する「内需拡大のよる貿易黒字削
減」という実行不可能な方針は、表だって反論できない「空気」と
して、超低金利政策を後押しした、と言えるだろう。

 この「空気」に乗せられ、国内経済の安定よりも、アメリカの貿
易赤字と財政赤字を埋め、ドルを支える事を優先した結果がバブル
なのである。

■4.飲兵衛と酒屋の不適切な関係■

 しかし、なぜ大蔵省は、バブル発生を放置してまで、ドル防衛に
協力したのか。簡単に言えば、日本のメーカーがアメリカに輸出し
て貿易黒字を作り、その黒字で邦銀や生保が米国債を買うという構
造がある。たとえて言えば、呑んだくれの飲兵衛(アメリカ)が収
入以上に酒を買い、金が足りない分は酒屋(日本)に「つけ」にし
てもらっている、といった所だ。

 ところが、その売り買いも、つけも、飲兵衛の家の通貨(ドル)
建てである。通貨を安くされては、酒の値段があがって、酒屋は酒
が売れなくなり、今までのつけは価値が減ってしまう。

 81年から85年の5年間に日本の対米黒字の累計は1200億ドル、
その半分が米国債に流れたと推定されている。85年のプラザ合意は、
飲兵衛の家計が破産寸前なので、町内で相談して、ドルを240円
から140円に下げさせた。これによる酒屋の為替差損は、約3.
5兆円に達したと見られる。4人家族として平均すると、酒屋のつ
けが一瞬で、約12万円目減りした計算となる。[2,p71]

 しかし、酒屋はこれに懲りて、飲兵衛との関係を精算することは
できなかった。飲兵衛への売上げを失い、つけをパーにする事が怖
かったからだ。その後も、米国債の入札時期になると、大蔵省は生
保に暗に購入への圧力をかけたという。米国債を買わなければ、ド
ルが暴落する、そうなれば、今までの貸付が消えてしまう。そう言
いつつ、新たに貸付を増やして来たのである。

 吉川氏によれば、92年から95年までに発生した為替差損(つけの
目減り)は、累計約29.3兆円(4人家族平均では約98万円)。
バブル後の景気浮揚のために政府が使った予算の真水(実効)額が
30兆円程度と見なされるので、ほぼ帳消しにされたという。酒屋
の中でどんどん金を使って景気をよくしようとしても、外部のつけ
が目減りしてしまうので、一向に商売は繁盛しない。

 飲兵衛が今や年収(GDP)の2割も「つけ」として貸しながら、
それがどんどん目減りして、商売はあがったり、というのが、バブ
ル崩壊後、現在まで続く不況の姿である。同時に飲兵衛の方は、同
じく年収の2割のつけを抱えながら、飲めや歌えの景気の良さを続
けている。この「不適切な関係」は永久には続かない。

■5.飲兵衛と縁を切った仕出し屋・ドイツ■

 酒屋とは違って、仕出し屋(ドイツ)の方は飲兵衛との関係を早
々と見限った。87年10月19日、わずか一日で米国の株価が2割
も落ち込むブラック・マンデーとなったが、この引き金を引いたの
がドイツであった。アメリカの要請を断って、独自に金利を引き上
げたためである。

 この仕出し屋の縁切りのあと、酒屋の日本は一軒で飲兵衛の家計
を支えるはめとなり、87年10月から無理な超低金利政策をとって、
バブルを招いてしまったわけである。

 ドイツの戦略は、浪費家の飲兵衛の発行するドル圏から脱却する
ことであった。EU諸国が共通通貨ユーロを創設したのは、この戦
略の一環である。

 吉川氏は、ユーロはドルのように構造的な経常赤字という病を持
たない健全な通貨であるとする。円をユーロとリンクさせて、「ユ
ーロ=円」という安定的な通貨を作り出し、それを基盤として、ア
ジアには「円経済圏」を作っていくという戦略を勧めている。その
是非は別としても、このような主体性のある戦略で、国益を守り、
世界経済の安定的発展にも寄与するという姿勢が我が国にはない。

■6.本当に反省すべきは■

 冒頭に引用した飯田経夫氏は、あとがきで次のように述べる。

     それにしても、近年の日本の論壇では、日本人はもっと「個
    性的」でなければならず、「創造的」でなければならず、「独
    創的」でなければならないということが、耳にたこができるほ
    どくどく指摘される。それにしては、たとえば「規制緩和」論
    にしても、世で行われる議論の、何と画一的なことであろうか。
    「個性」「創造性」「独創性」の必要性が、かくも画一的に唱
    えられるというのは、まさに最大のパラドックスでなくて何で
    あろうか。[1,p203]

 アメリカの対日批判をそのまま受け止めた「内需拡大」、「規制
緩和」を求める「反省」の大合唱の結果が、バブルとその崩壊であ
った。そして昨今は、「グローバル・スタンダード」論に基づく反
省である。このパターンは、敗戦後のアメリカからの東京裁判史観
の押しつけで、「軍国主義批判」「民主主義を」という進歩的知識
人の「反省」の大合唱から続いている。

     いったい日本は、いまの時点で、何をほんとうに反省しなけ
    ればならないのであろうか。[1,p203]

 それは、ドイツが実行したような、「冷静な事実の分析に基づい
て、自らの戦略を描き、実行していくという主体性」を我々が失っ
ている、という事ではないだろうか。

[参考]
1. 「日本の反省」、飯田経夫、PHP新書、H8.12
2. 「マネー敗戦」、吉川元忠、文春新書、H10.10
3. 「『戦略なき国家』の悲劇」、吉川元忠、月刊日本、H11.1

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いきざま

 投稿者:smym  投稿日:2008年 6月24日(火)06時24分40秒
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_/_/       The Globe Now: 戦略なきマネー敗戦
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_/_/           ■ 目 次 ■
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_/_/      1.日本の反省
_/_/      2.第二の敗戦
_/_/      3.アメリカに貢ぐ
_/_/      4.飲兵衛と酒屋の不適切な関係
_/_/      5.飲兵衛と縁を切った仕出し屋・ドイツ
_/_/      6.本当に反省すべきは
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■1.日本の反省■

     とくにレーガノミックス以降のアメリカは、「供給力」を上
    回る国内需要を放置し、そのギャップを貿易赤字で埋めるとい
    う、まったく「規律」もしくは「節度」を欠くマクロ経済運営
    に終始していた。そしてアメリカは、みずからの経済運営を反
    省する代わりに、不当にも(ほんとうに、心からそう思う!)、
    批判の矛先を日本へ向けた。そのひとつが、日本への「内需拡
    大」要求であり、もうひとつが「市場開放」(のちに「規制緩
    和」)要求にほかならない。[1,p112]

 アメリカの対日批判に呼応して、内需拡大、市場開放の大合唱が
国内にも沸き上がり、その中で86年4月に有名な「前川レポート」
が出された。自分勝手な貿易黒字を反省し「内需拡大」「市場開
放」に努力して、黒字減らしを行おうという趣旨である。

 しかしそのレポートには、どれだけ内需拡大すれば、黒字が解消
するのか、具体的な数字がなかった。これを計算した飯田経夫氏は
次のような驚くべき結果を得た。

     同年(1985年)の貿易黒字は約500億ドルだったが、それ
    をゼロにするために必要な内需拡大幅は、何と金額で83兆円、
    成長率で32%という結果がでた。実質成長率はいまではたか
    だか3%(当時でも5%程度)どまりだから、それと32%との差
    は、言うまでもなく物価上昇率にほかならない。[1,p116]

 この無理な内需拡大をやりすぎて、バブルを招いてしまった、と
いうのが、飯田経夫氏の結論である。

■2.第二の敗戦■

 バブル経済とその崩壊こそは、戦後日本の最大のつまづきであっ
た。

     あるシンク・タンクの推定によれば、89年から92年にか
    けて、株式の時価総額420兆円、土地等の評価額380兆円
    が減少したという。この金融資産のロス、計800兆円は、国
    富の11.3%に相当し、第二次大戦での物的被害の対国富率、
    約14%にせまる数字である。[2,p6]

 読者の周囲にも、バブル期に高額のローンを組んで住宅を買った
が、その後、住宅価格が暴落して、巨大な借金ばかりが残った、と
いう人がいるであろう。その被害は空襲で自分の家を焼かれるのと、
経済的損失という面では、同じなのである。さらにバブルは、国民
の心理を荒廃させた。

     ところが、かつては標準的住宅の「目安」とされていた年収
    の六倍をはるかに超える地価の暴騰で、購入価格そのものが現
    実的範囲を越え、逆にその保有の有無が大きな資産格差に直結
    してしまった。持てる者はさらに借り入れ金によるアパート経
    営、マンション投資などに走り、社会の断絶はいっそう広がっ
    た。「取り残された」と感じた人々の不満は、バブル紳士の度
    外れた行動を目の当たりにして、深く沈潜し、広範に広がった
    [2,p112]

 バブルとその崩壊が、「第二の敗戦」と呼ばれるゆえんである。

■3.アメリカに貢ぐ■

 この第二の敗戦が、冒頭の飯田経夫氏の分析のように、アメリカ
の言い掛かりを丸飲みした結果であるとすれば、それはまさに「戦
略なき敗戦」ということになる。この点をより実証的に論じたのが、
前節に引用した吉川元忠氏である。

 吉川氏は、85年9月のプラザ合意(日米独の協調介入で、1ドル
240円台から140円台に下降させた、後述)後、日本の公定歩
合が常にアメリカより3%低い所に設定されてきた現象を「写真金
利」と呼んでいる。[3]

 この金利差によって、日本の生命保険会社などの機関投資家がア
メリカの国債を買い、アメリカの貿易赤字と財政赤字が埋められ、
ドルも買い支えられる、という構図である。

 この構図にしたがって、87年10月から、89年5月まで、2
年3ヶ月にわたって、日本は2.5%という超低金利政策をとった。
当時、GDP成長率は5%に達していた。国内経済を考えれば、金
利を上げて、景気の過熱を防ぐべき所だ。しかし超低金利は放置さ
れ、過剰な資金が株や土地に向かって、空前のバブルを引き起こし
たのである。[2,p82, 3]

 前川レポートやアメリカの主張する「内需拡大のよる貿易黒字削
減」という実行不可能な方針は、表だって反論できない「空気」と
して、超低金利政策を後押しした、と言えるだろう。

 この「空気」に乗せられ、国内経済の安定よりも、アメリカの貿
易赤字と財政赤字を埋め、ドルを支える事を優先した結果がバブル
なのである。

■4.飲兵衛と酒屋の不適切な関係■

 しかし、なぜ大蔵省は、バブル発生を放置してまで、ドル防衛に
協力したのか。簡単に言えば、日本のメーカーがアメリカに輸出し
て貿易黒字を作り、その黒字で邦銀や生保が米国債を買うという構
造がある。たとえて言えば、呑んだくれの飲兵衛(アメリカ)が収
入以上に酒を買い、金が足りない分は酒屋(日本)に「つけ」にし
てもらっている、といった所だ。

 ところが、その売り買いも、つけも、飲兵衛の家の通貨(ドル)
建てである。通貨を安くされては、酒の値段があがって、酒屋は酒
が売れなくなり、今までのつけは価値が減ってしまう。

 81年から85年の5年間に日本の対米黒字の累計は1200億ドル、
その半分が米国債に流れたと推定されている。85年のプラザ合意は、
飲兵衛の家計が破産寸前なので、町内で相談して、ドルを240円
から140円に下げさせた。これによる酒屋の為替差損は、約3.
5兆円に達したと見られる。4人家族として平均すると、酒屋のつ
けが一瞬で、約12万円目減りした計算となる。[2,p71]

 しかし、酒屋はこれに懲りて、飲兵衛との関係を精算することは
できなかった。飲兵衛への売上げを失い、つけをパーにする事が怖
かったからだ。その後も、米国債の入札時期になると、大蔵省は生
保に暗に購入への圧力をかけたという。米国債を買わなければ、ド
ルが暴落する、そうなれば、今までの貸付が消えてしまう。そう言
いつつ、新たに貸付を増やして来たのである。

 吉川氏によれば、92年から95年までに発生した為替差損(つけの
目減り)は、累計約29.3兆円(4人家族平均では約98万円)。
バブル後の景気浮揚のために政府が使った予算の真水(実効)額が
30兆円程度と見なされるので、ほぼ帳消しにされたという。酒屋
の中でどんどん金を使って景気をよくしようとしても、外部のつけ
が目減りしてしまうので、一向に商売は繁盛しない。

 飲兵衛が今や年収(GDP)の2割も「つけ」として貸しながら、
それがどんどん目減りして、商売はあがったり、というのが、バブ
ル崩壊後、現在まで続く不況の姿である。同時に飲兵衛の方は、同
じく年収の2割のつけを抱えながら、飲めや歌えの景気の良さを続
けている。この「不適切な関係」は永久には続かない。

■5.飲兵衛と縁を切った仕出し屋・ドイツ■

 酒屋とは違って、仕出し屋(ドイツ)の方は飲兵衛との関係を早
々と見限った。87年10月19日、わずか一日で米国の株価が2割
も落ち込むブラック・マンデーとなったが、この引き金を引いたの
がドイツであった。アメリカの要請を断って、独自に金利を引き上
げたためである。

 この仕出し屋の縁切りのあと、酒屋の日本は一軒で飲兵衛の家計
を支えるはめとなり、87年10月から無理な超低金利政策をとって、
バブルを招いてしまったわけである。

 ドイツの戦略は、浪費家の飲兵衛の発行するドル圏から脱却する
ことであった。EU諸国が共通通貨ユーロを創設したのは、この戦
略の一環である。

 吉川氏は、ユーロはドルのように構造的な経常赤字という病を持
たない健全な通貨であるとする。円をユーロとリンクさせて、「ユ
ーロ=円」という安定的な通貨を作り出し、それを基盤として、ア
ジアには「円経済圏」を作っていくという戦略を勧めている。その
是非は別としても、このような主体性のある戦略で、国益を守り、
世界経済の安定的発展にも寄与するという姿勢が我が国にはない。

■6.本当に反省すべきは■

 冒頭に引用した飯田経夫氏は、あとがきで次のように述べる。

     それにしても、近年の日本の論壇では、日本人はもっと「個
    性的」でなければならず、「創造的」でなければならず、「独
    創的」でなければならないということが、耳にたこができるほ
    どくどく指摘される。それにしては、たとえば「規制緩和」論
    にしても、世で行われる議論の、何と画一的なことであろうか。
    「個性」「創造性」「独創性」の必要性が、かくも画一的に唱
    えられるというのは、まさに最大のパラドックスでなくて何で
    あろうか。[1,p203]

 アメリカの対日批判をそのまま受け止めた「内需拡大」、「規制
緩和」を求める「反省」の大合唱の結果が、バブルとその崩壊であ
った。そして昨今は、「グローバル・スタンダード」論に基づく反
省である。このパターンは、敗戦後のアメリカからの東京裁判史観
の押しつけで、「軍国主義批判」「民主主義を」という進歩的知識
人の「反省」の大合唱から続いている。

     いったい日本は、いまの時点で、何をほんとうに反省しなけ
    ればならないのであろうか。[1,p203]

 それは、ドイツが実行したような、「冷静な事実の分析に基づい
て、自らの戦略を描き、実行していくという主体性」を我々が失っ
ている、という事ではないだろうか。

[参考]
1. 「日本の反省」、飯田経夫、PHP新書、H8.12
2. 「マネー敗戦」、吉川元忠、文春新書、H10.10
3. 「『戦略なき国家』の悲劇」、吉川元忠、月刊日本、H11.1

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電子出版

 投稿者:ひるま・ちいね  投稿日:2008年 3月25日(火)18時18分39秒
  『エリのうつ』

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=339617131&owner_id=7848291

がゴマブックスさんから電子出版されました。
携帯でも読めるそうです。
(でも買い方がわからない…)

単行本は持ち歩くのに重くて、という人もおりますので、
ありがたいです。

よろしく!

http://blog.so-net.ne.jp/chiine/

 
お得なプロバイダーとくとくBB

マルチ

 投稿者:秋草  投稿日:2007年10月 9日(火)13時23分12秒
編集済
  私はマルチの関係者じぁありません!
マルチについては全く第三者の立場ですが、マルチ商法には反対しております。

それより、掲示板はポジティブな内容の書き込みに限定しております。

質問はメールでお願いします。又、マルチについて甘すぎる点の指摘についてもメールでどこが甘いのかご指導ください。
確かに小さな集落では親族まで巻き込めば大変なことになることはわかります。現実にそんなことが起きていますか?私の周りではそんなことがあるのを聞いたことはありません。
メールで具体的な場所や被害を教えていただけますか?実際にあるのなら応援しますヨ!
 
ケータイで撮った動画を掲示板に投稿

マルチ

 投稿者:  投稿日:2007年10月 9日(火)12時37分41秒
  マルチに関する認識が甘すぎですね。
都会なら引っ越してしまえばそれで済む。
小さな集落では後々まで噂が残り親族まで影響する。

あなたも関係者ですか?
悪いことじゃないと思うのなら具体的な活動を教えて下さい。
 
ケータイで撮った動画を掲示板に投稿

マルチ商法

 投稿者:秋草  投稿日:2007年10月 9日(火)09時54分51秒
編集済
  小豆島でマルチに関わっている人は、散見できる程度ですが、みんな良い人なんですよネ!
いい人だから引っかかるのかもしれません。
只、小豆島って噂がすぐに広がるじゃぁないですか!
マルチをやってたら「あの人はマルチやっている」って、すぐ判るから、案外「とてつもない破壊力」までは行かないのかとも思います。

どうなんでしょうネ!

それと、以前のように「露骨なマルチ」っぽくなく、他で売ってない少し特色を持たせた商品なんかを扱っているのが多いのか!とも思います。

例えば、小豆島にはどんな商品がどんなマルチの方法で売られているのか?買っている人はどんな方が多いのか?知りたいですネ!

http://homepage3.nifty.com/maekka/

 
お得なプロバイダーとくとくBB

マルチ商法

 投稿者:  投稿日:2007年10月 9日(火)09時18分50秒
  小豆島のような小さな地域においてマルチ商法はとてつもない破壊力を発揮します。
何百年もかけて築き上げてきた人と人とのつながりを瞬時に切り裂いてしまいます。
地域コミュニティ全体に修復不可能な傷を負わせてしまうのです。

マルチ商法を絶対に島に入れてはいけない。
マルチ商法に少しでも関わる人達を拒絶しなければならない。

みんなで協力して素晴らしい小豆島を作り上げて行きましょう。
 

マルチ商法について

 投稿者:草秋  投稿日:2007年 9月12日(水)23時42分54秒
編集済
  マルチ商法に引っかかる人の共通点
「いや」って中々いえない人
汗かいて働いただけの報酬の大切さがわからず、楽してお金が入るってすぐ信じる人
マルチのリーダーの口車や商品の能書きを簡単に信じてしまう人

しかし、マルチって判っても信じてしまっている人を判らせるのは中々難しいですネ!
草秋の知人の中にもマルチで生活が楽になると思っている人がいます。

ネットで騙された人からの相談もあります。
ワンクリック商法に引っかかった人からの相談も受けています。

心の底から楽しいことを選んで、当たり前のことを当たり前に!を伸ばし全てのことに感謝すれば、素晴らしいことに沢山会えると思います。

身の丈にあった報酬と生活が長い目で見て一番良いのに!
報酬が欲しいなら努力しかないと思っています。

http://www18.ocn.ne.jp/~yaoyoroz/

 
お得なプロバイダーとくとくBB

マルチ商法

 投稿者:自治  投稿日:2007年 9月12日(水)15時28分19秒
  島にも何社かのマルチ商法業者が入り込んでいるようです。
甘い勧誘や夢想事に耳をかさないよう御注意下さい。
特に島外から来た人のウマイ話には要注意。
 

(無題)

 投稿者:kaisa  投稿日:2007年 9月11日(火)01時43分10秒
  今年の小豆島高校文化祭動画ありますか?
あとぉたくさん画像をアップしてくださいね^−^
 

以上は、新着順51番目から60番目までの記事です。 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  |  《前のページ |  次のページ》 
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