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> No.998[元記事へ]
ぴちょんくんさんへのお返事です。
> 私はつい最近まで知らなかったのですが、亡くなった人に対して「ご冥福をお祈りします。」と言う言い方はいけない、と言う事ですが亡くなった人に対しては本来はどういう
> 言い方が正しいのでしょうか?「冥」と言うのは暗いと言う意味で仮に生前仏教を信仰して
> いた人にこの言い方をすると「仏の世界に入る事が出来ない事を福としてそれを祈る」と言う事になってしまうのではないでしょうか?
「冥」の本義は「くらい」ですが、それだけではありません。
「奥深いところ」とか「みえないもの」という意味もあります。
仏教用語では後者の意味もよく使います。
たとえば、「冥の加護」(=神仏の加護)というふうに。
ところで、漢和辞典を見るに、「冥福」とは「あの世での幸福」という意味です。
「あの世」は「冥界」ともいいますね。
中国では、冥界は地底にあると考えられていました(「地獄」ではありませんよ)。
地底は「くらい」ってことなんでしょうか。
ちなみに「黄泉」は「地底湖」のことです。
日本では「よみ」という地底湖があって、そこに死者が赴くと考えられていたと聞いたことがあります。
でも、「冥福」自体には「くらい」という意味はありません。
「現世以外の場所での幸福」と考えるべきでしょう。
しかし、あなたのおっしゃるように。「冥」にマイナスイメージがあると思って使うべきではないと主張する人も最近はいるようですね。
>キリスト教の葬儀では亡くなったとは言わずに
> 「神の下ヘ赴いた」とか「神に召された」と言う言い方をして曖昧な言い方をせず神と共に
> あるとか、はっきりしていますが仏教では如何して「冥福を祈る」と言うのでしょうか。「神と共にある」と言うのは何も死者に限っておらず生者にもこの言い方はします。仏教
> ならば「仏と共にある(いる)」と言うのが正しいと思うのですが如何思われますか?
日本人の概念では、死ぬと仏になるんです。
キリスト教では、死者は神になれませんが(せいぜい天使とかお星様とか?)、仏教では「到彼岸」=悟り=成仏(仏と成る)ですので。
そして、生きているときも「みほとけと共にあり」ますので。
「冥福を祈る」とは、この世とは別の世界がありその世界での「幸福を祈る」という意味だと思いますが、「幸福を祈る」ことはおかしいでしょうか?
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