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産経新聞紙2005年4月5日付け報道
露指導層は分裂状態
大統領府長官 一致団結呼びかけ
【モスクワ=内藤泰朗】
ロシアのメドベージェフ大統領府長官は四日発売の週刊誌エクスペルトに、同国の指導層が政治的分裂状態にあるとして、指導層が団結できなければロシア崩壊もありうると警告、ロシア崩壊の危機の回避のために結束を呼びかけた。グルジアやウクライナ、キルギスなど旧ソ連圏で政変が相次ぐ中、ロシア指導部の危機感が増大していることが浮き彫りになった。
同長官は、ロシアが抱える「リスク」として、テロ、経済界と結びついた官僚、司法などによる大規模な汚職、ロシア指導層の深刻な対立を挙げ、国民の生活を不安定化させていると指摘した。
その上で、このままロシア指導層の深刻な対立が続けば、「統一国家としてのロシアは消滅する危険がある」と言明。そうなれば、「われわれの隣国にも最悪の結果をもたらすことになる」と警告した。
その一方で、「ロシアは、民主的で法にのっとった手法によって権力移譲する伝統をつくることができる可能性がある」とも述べ、エリートたちに一致団結を呼びかけた。
ロシアでは、世界的な原油高で国家歳入が急速に増えているにもかかわらず、無料の交通費や医療費なと恩恵廃止に動く政権への不満や不信感が年金暮らしの高齢者ら社会的弱者の間で募っている。
プーチン政権は、国家崩壊を防ぐためなどとして政治の中央集権化を強めているが、官僚や司法機関の不正や汚職が一向に減らない現実に、国民の怒りも増大している。
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