投稿募集! スレッド一覧

  1. 喘息(0)
スレッド一覧(全1)  他のスレッドを探す

*掲示板をお持ちでない方へ、まずは掲示板を作成しましょう。無料掲示板作成

新着順:84/2000 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

10月10日:カネミ油症事件を考えるワークショップ

 投稿者:中尾慶子  投稿日:2009年10月13日(火)14時00分46秒
  通報 返信・引用 編集済
  10月10日は諫早での食育祭、お疲れ様でした!!大盛況だったということで、皆さんヘトヘトだったことでしょう…。参加された方々から、にぎわって盛り上がって大成功だった!と聞いています。おめでとうございました!!!!!

私は、五島で行われた「食の安心・安全豊かな五島市大会」で食育講演を40分間してきました。自分の講演より何より、カネミ油症問題が大変勉強になり、本当に行って良かった…と思っています。

各社テレビ新聞がズラリと取材に来ていました。そして、これまであまり知られてこなかったカネミ油症の真実の苦しみを劇という形で生々しく伝えて下さっていました。
会場のみんなが涙をぬぐいました。
家族のために調理した油の中にダイオキシンが入っていたなんて…誰も想像もできない悲劇です。

それにしても、意識を新たにしたのは、カネミ油症事件は『PCB汚染』と教科書で読んでいた記憶がありますが、『ダイオキシン汚染』であったということ。
非常に毒性の強いダイオキシンが混入した油。それを食べた人たちは、体中に湿疹ができ、臭い液がでたりアトピー症状、ぜんそく、内臓疾患、化学物質過敏症など、現在の難病といわれるあらゆる症状を示していたようです。

ダイオキシンは現在の日本人女性全ての人の母乳から検出されます。その濃度の高いほど、子供の発達が悪くなっているという九大の調査結果も出されています。
40年たってもダイオキシンの血中濃度はなかなか下がらない…体外には排泄できないわけですが、脂肪に溶け込むため母乳には出てくる…
それを飲む子供たちは2次災害を受けることになる…

被害者の方々との夜の交流会で様々なお話をお聞きしました。
「二十歳までは自分がカネミ油を食べたことも知らずに育ち、様々な体調不良の病気の原因もわからないまま苦しんでいた。その原因がカネミ油と知ってから、理解あるご主人と結婚し、悩んだ末子供を産んだ。母乳を飲ませるのも悩み、病院の先生からもお母さん本人の判断で、としか言われず、免疫のためには3カ月だけ飲ませよう…と飲ませたが、発達障害となった。次の子供さんはミルクが全く飲めず1年近く飲ませたら、より重度の発達障害となった。こうした子供たちの障害は誰も責任を取ることもなく、多くの親子が苦しんでいる…」
との現状をお聞きしました。

カネミ倉庫は裁判では負けたけれど、支払い能力がなく賠償金の支払いもなく、さらには国が立て替えて払っていた仮払金の返済を被害者は迫られ、ローン会社から借金した人や、自殺した人まで出てきているといった状況。こんな悲劇が足元にあることに驚かされた…

さらに、カネミ倉庫が売った大量のダイオキシン汚染油は、行き先がほとんどわかっていない。すでに多くの人々の体の中に入っている…という事実。
今わかっているのは、家庭で食べたという人たちだけであり、多くの外食産業で使われた部分は全くわからず仕舞い…。

友人のお姉さんが17歳の頃、長崎市内の天ぷら屋さんでバイトしていて、芋の天ぷらを食べた後、ひどい湿疹が出て、3日間寝込むほどだった、その後、結婚して生まれた子供さんが発達障害でアトピーやぜんそくの症状も出ていた、お姉さんが寝込んだのはカネミ油が出回っていたころだったと振り返るが、今更、何の証拠もなく、誰に何をいいようもない…とのこと。福岡を中心にどれほどの人が被害を受けたか知る由もなく、日本人全体に広がっているとすら感じました。私たちの体内のダイオキシンは一体どこから来たのか…自覚がある人は誰もいないはずです。(食べ物か、焼却所か…)

病気や子育ての苦労の中、夫婦が壊れた例も多く、悲しみの連鎖が続いている…つくづくと事の深刻さを感じました。
また、40年前のカネミ油事件以後、公害問題は次々に起こり、ダイオキシン汚染を受けた子供たちが今、小学生〜30代となっていて、現在の小学校での発達障害の割合が6%を超えている現状を考えると、社会の責任の重さを感じずにはいられません。
全ての人が被害者であり加害者である状況は、今も続いているように感じられます。
食物連鎖の中に放たれた汚染物質は回収されることなく、生態系を回り続けていく…

苦しい気持ちにもなりましたが、勇気をいただいたのは、被害者のみなさんの明るさとたくましさでした。
代表者の宿輪さんは、ダイオキシン汚染を受けて、低体温や病弱だった体を、ありとあらゆる健康法を試されておられて、とても健康的になっておられました。
命がけの断食療法で真っ黒い便を大量に出したりする治療を何度も経験しておられました。
そして、何が体によいか効くのかを体験で学んでおられたので、話していてとても勉強になりました。体内における微生物や酵素の大切さも、化学物質による胃腸の弱さ、体温維持や血流改善の大切さも、全て身をもって体験し理解されておられました。

五島においては、カネミ油症を考えることから、身の回りの化学物質汚染を考えるキッカケになっていけるのではないか…と思いました。
合成洗剤が合併浄化槽でも当たり前に使われている現状や
玉の浦の閉鎖湾が、国際避難港となっており、台風の時など中国の船が大量に船底の汚泥水を流すがチェックのしようもない現状。海沿いでのプラスチックの野焼きも当たり前になされ、玉の浦湾では毎年、カキの貝毒が発生し養殖は全て撤退している現状など…(海底の汚泥調査をしてほしいけれど…)
カネミ油症事件の根本課題に、正面から向き合っていくことで、「命よりお金」の社会構造が少しずつ変わっていけるかもしれない…、熱意あふれる地元のみなさんの顔を見ながら「自分達の街は自分達で守ろう」という意気込みを感じました…

人間の欲望はとどまることがないし、それが人間の本質かもしれないし、永遠のテーマ。やはり知恵を出し合い、欲望をとどまらせるためには人と人とが向き合うことしかないような気がします。1対1で向き合った時、悪い人間はこの世にいないのに、顔が見えない世の中では心と裏腹の悪もはびこるのかもしれない…

交流ができて感謝しています。ありがとうございました。
追伸:長崎新聞記事を添付します。
 
》記事一覧表示

新着順:84/2000 《前のページ | 次のページ》
/2000