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広島:鞆の浦保全めぐり明日判決
投稿者:中尾慶子 投稿日:2009年 9月30日(水)22時44分22秒万葉集にも詠まれた広島県福山市の景勝地・鞆の浦の埋め立て・架橋事業を巡り、計画に反対する住民らが県に埋め立て差し止めを求めた訴訟の判決が10月1日、広島地裁で言い渡される。鞆の浦に滞在し、映画「崖(がけ)の上のポニョ」の構想を練ったという宮崎駿監督(68)が、判決を前に読売新聞のインタビューに応じ、開発か、景観保護かで揺れる鞆の町への思いを語った。(諏訪智史)
スタジオジブリの社員旅行で初めて鞆の浦を訪れた時、たまたま泊まったのが崖の上の家だった。(ポニョの制作を前に)その家が気になって、2005年2月から約2か月間、滞在した。
家の窓から海の景色を毎日見ていて、海に色々な表情があることがわかっておもしろかった。鞆の浦に行かなければ、ああいう映画にはならなかったと思う。
埋め立て・架橋事業については、自分なりの考えは持っているけれど、賛成か反対かを主張する気はない。地元の人たちが決めることだと思う。
ただ、過疎化や高齢化が進むことで感じるさみしさを、事業で埋められると考えている人がいれば、それは錯覚だと言いたい。
鞆は、僕が住んでいる埼玉県所沢市よりもお年寄りが住みやすい町だ。僕も含めて、年を取ると、友人は死んでいくし、さみしい思いをいっぱいする。そのさみしさは、橋を架けても、摩天楼を建てても変わらない。じゃあ、橋を架けなければバラ色の未来が広がるかというと、それも違う。
判決が出て、勝った、負けたで何が変わる訳ではないが、もし、景観を守ることが大事だという判断が出れば、日本の法制史上、大事な一歩になると思う。
どういう判決でもしこりは残るだろう。狭い町の中で住民が賛成、反対に分かれていることは損なことだ。橋を架ける、架けないとは違うレベルで知恵を出し合ってほしい。そうすれば、鞆を穏やかで住みやすい町にしていけると思うし、若い人もやがて来るはずだ。
(2009年9月21日 読売新聞)
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先日、ポニョの映画を見たばかりでしたので、こんな思いがこもっていたことを知り、より物語に深みを感じました。
さらに、今日は池田武邦先生と昼にお会いして、この鞆の浦の判決を聞くために、広島に出発されるとのことで、ご夫婦を駅までお送りしました…
仲睦まじいご夫婦の姿にもいつも感銘を受けますが、85歳の先生の果敢な姿にさらに尊敬の念が強まりました。
池田先生も宮崎駿監督も、立場ある方々が精いっぱいの思いを寄せ、具体的な行動をなさっている姿を見て、本当に大人として立派だな…と感動します。
子供たちと「今度、ポニョの舞台に旅行しようね」と話しています…
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090921-OYO1T00450.htm?from=top